京都大学 常微分方程式
微分積分学続論II
レポート問題
教科書を必ず購入すること.
- レポート問題1 10月10日〆切
- レポート問題2 10月24日〆切
- レポート問題3 11月7日〆切
- レポート問題4 11月21日〆切
- レポート問題5 12月5日〆切
- レポート問題6 12月19日〆切
- レポート問題7 1月9日〆切
教科書
E. クライツィグ著「技術者のための高等数学1 常微分方程式(原書第8版)」培風館.
新しく誤植を発見した者には, 1つにつき1点を成績に加える. ただし1つの誤植につき先着1名のみとする.
正誤表
p. 44, ↓12: \(c_\textrm{crit}\) ⇒ \(v_\textrm{crit}\)
p. 61, ↑2: mothod ⇒ method
p. 76, ↑7: 12m ⇒ 2m
p. 84, ↑1: Acosωt+Bsinωt ⇒ Acosωx+Bsinωx
p. 88, ↓4: 積分 ⇒ 微分
p. 103, ↑6: \(k_1, k_2\) がともに0ではない ⇒ \(k_1, k_2\) の少なくとも一方は0ではない
p. 110, ↓17: (=0,1,…) ⇒ (n=0,1,…)
p. 161, ↓19: および\(\boldsymbol{x}=\) ⇒ および\(\boldsymbol{x}^{(2)}=\)
p. 176, ↓12: \(\boldsymbol{u}t^{\mu t}\) ⇒ \(\boldsymbol{u}te^{\mu t}\)
p. 177, ↓11: \(T_2\)の肥料の含量\(y_1(t)\) ⇒ \(T_2\)の肥料の含量\(y_2(t)\)
p. 301, ↓17: lsocline ⇒ isocline
Peanoの存在定理
授業ではPeanoの存在定理は証明しない. かなり難しいからだが, 関心のある人のためにいくつか和書を紹介しておく.
岡村博著「微分方程式序説」共立出版. 絶版
純 理論の本. Peanoの存在定理は5章にある. 著者は京都大学の教員で, Cauchy-Lipschitzの定理を拡張し, 解が一意になる必要十分条件を発見した. この本は内容は少ないものの, 6章ではその成果についても触れている. 岡村先生の遺徳を偲ぶ色彩が強く, 山口昌哉先生が思い出をつづった文章も収録している.
コディントン・レヴィンソン著「常微分方程式論〈上〉」吉岡書店. 絶版.
Peanoの存在定理は第1章の最初にある. 古典的名著とされる本の邦訳で, 原書はクライツィグの本でも参考文献として挙げられている.
木村俊房著「常微分方程式」共立出版. 絶版.
Peanoの存在定理は第2章にある. 第6章には不動点定理を使った別証明も載っている.