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藤井保憲著「時空と重力」

藤井保憲著「時空と重力」産業図書

いろいろな書評を見ると非常に高評価である.  初版は昭和54年(1979年)と古いが, 最近まで刊行されていたところを見ると, 人気が続いているのだろう.

内容は少ないものの, 一般相対論の初歩まで数式込みで理解できる.  偏微分をきちんと扱えるようになった学生なら十分に読めるだろう.

学生時分に買って読んでいなかったのだが, 一般相対論の基本くらいは理解しておこうと思って読んだ.  2週間ほどかかった.

内容

第1章 特殊相対論 1-54ページ

重力が関係しない相対論について, コンパクトにまとめてある.

第2章 重力と慣性 55-68ページ

重力理論のために曲がった空間の理論(Riemann幾何)がなぜ必要か解説している.

第3章 Riemann幾何学 69-123ページ

数学理論であるRiemann幾何の基本について, 55ページに渡って解説している.  なかなかわかりやすいと思った.

第4章 一般相対論 125-165ページ

一般相対論を組み立てて, その基本的応用であるSchwarzschildの解・光の湾曲・ブラックホールを扱う.

ノート

私的正誤表を含むノート.  非常に間違いが少なかった.  著者がいかに力を入れて書いたかがうかがえる.

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