紀伊半島 2010-09-15~18

紀伊半島一周自転車旅行. 今回の特徴は

  • 紙の地図を持たず, 携帯の地図だけを利用する.
  • GPSを利用.

今回の失敗は

  • 京都と和歌山の天気予報だけ見ていたため, 三重の大雨の予報に気づいたのが直前.
  • 泥除けを自転車につけるのを忘れ, リュックと背中が泥だらけになった.
  • 滋賀に入ったところで変速機のワイヤーが切れてしまい, 速度ガタ落ち.
  • 坂が多いか少ないかの見極めに失敗し, 時間がかかりすぎたり早すぎたりした.
  • あらかじめ日焼けしておかなかったため, 4日目に脚が膨れ上がった.
  • 最終日の移動距離が長すぎた.

第1日 京都→滋賀→三重(紀北町)


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京都出発 7:00

いきなり大津市で後輪の変速ワイヤーが切れてしまった. パンク修理セットは持っているが, これは自力では直せない. 朝なので開いている自転車屋さんを見つけられず, 仕方なくゆっくり進む.

甲賀市水口 10:00

自転車を修理できる店を携帯で探し, 修理してもらう. 木村輪業さんありがとう.

道の駅 あいの土山(甲賀市) 11:45


鈴鹿トンネル北側の道の駅で休憩. このあたりは緩やかな上り坂が続く.


鈴鹿トンネルの南側は急坂を下る. かなり怖い.

道の駅 関宿(亀山市) 13:00

急に雨が降り始める. 道の駅で昼食. みそかつ.

やみそうにないので土砂降りの中を合羽を着て走り始める. 合羽はリュックのためだけで, 雨や水たまりのせいで体はずぶぬれ. 安濃川沿いの道は普段は爽快なのだが.

津市

雨がやんだ. 天気図を見ると, 大雨は亀山市周辺だけの様子. 自転車が故障しなければ雨に遭わなかったと思われる.
しばらく平らな道を気分よく進む.

松阪市

42号線に入ると徐々に上り坂になる. アップダウンを繰り返して次第に標高が高くなってくる. 日が暮れ, 雨が降り始める. 通行止めになった場所もあるらしい.

峠を越えて急坂を下る. 怖い.
坂をほぼ下りきったところで民宿に電話する. コンビニで夜食を買う.

民宿さざなみ(紀北町長島区古里) 22:20

天候を考えて翌朝は遅めに出ることにし, 風呂に入って寝る. 深夜に雷鳴で目が覚める. 果たして自転車で出かけられるのか心配になる.

第2日 三重(紀北町)→和歌山(串本町)


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古里出発 8:30

8時に朝食. おいしかった. 予想外に小雨で問題なし.


古里の海岸の様子. 夏には海水浴客でにぎわうのだろう.

緩やかなアップダウンを繰り返して尾鷲に着く. このころはほぼ雨は上がる.

尾鷲の南 11:00

42号線と311号線のどちらを行くかで迷う. 42号線は登りがきつそうで見晴らしはなさそう. 311号線は海岸沿いで坂がゆるくて見晴らしもよさそう.
ということで311号線を進んだわけだが, アップダウンが非常にきつく時間もかかった. 見晴らしがよかったので後悔はしていない.


311号線に入ってすぐの所から見た尾鷲市.


左の写真は尾鷲市曽根町. 右の写真は熊野市二木島町で, 撮影した場所は楯ヶ崎のつけね.


左は熊野市甫母町の港から見た楯ヶ崎. 右は二木島町の太郎坂広場から見た楯ヶ崎. 楯ヶ崎そのものは岬のちょうど向こう側にあって見えない. 観光名所として有名だそうだ.
なお甫母町の道は非常に狭く, 大型車の通行は禁止.


熊野市新鹿町. 次第に坂が緩くなってきた. ここでパンの昼飯にする.

鬼が城 (熊野市) 16:30

国道42号線に合流. 鬼が城のトンネルは自転車が通行できない. 近くで工事している人に旧トンネルを教えてもらって進む.


左はトンネル南側から見た鬼が城. 右は同じ場所から南を見た様子. 今からそのはるか先まで行かねばならない.
距離はあるが, 熊野灘に面した道はまっ平らで, スピードを出して進める.

新宮市 18:00

ちょうど18時に熊野大橋を渡り, 和歌山に入る. 歩行者・自転車・小型車用の旧熊野大橋の方を渡る.
ジャスコでおにぎりを食べて夕食とする. 今日一番豪華だったのは民宿で食べた朝食だった.

那智勝浦町 19:00

地図を見ると串本までトンネルが多く道が折れ曲がっている. 坂が多くて時間がかかると予想. ビジネスホテルに23時ころに到着する予定と電話. 温泉は22時までと言われ, あきらめる.

大地町. 捕鯨で名前は知っていたが, 場所はここに着いて初めて知った.

意外だったのは坂が少ないこと. トンネルはあるが, あまり坂になっていない. かなりのスピードで進めた. 景色がすばらしいはずだが, 暗くて何も見えない.

ビジネスホテル串本 21:45

幸運にも温泉の営業時間に間に合った. ゆっくり湯につかり, 寝る.

第3日 和歌山(串本町) → 和歌山(由良町)


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串本出発 8:00

ビジネスホテルで朝食. 潮岬に向かう.


くしもと大橋. 潮岬から紀伊大島に渡る橋. 渡らずにまっすぐ潮岬南端に向かう.

潮岬 9:00


本州最南端, 潮岬のクレ崎. はるか遠くを大型船が行き交う.


潮岬灯台の近くにある潮御崎神社.


潮岬灯台とその入場券. 中を登ってテラスから見渡せる.

潮岬のつけねに戻るころ, 向かい風(西風)が強く吹き始める. さらにここから西に向かう道は予想以上に急坂が多く, かなり時間を要することになる.

道の駅イノブータンランドすさみ(すさみ町) 13:00


食事する予定で訪れたが, そういう施設は無し. しかたなくアイスを食べる. 早めに昼食をすませておくんだったと後悔する.

道の駅 志原海岸(白浜町) 14:15


やっと食事にありつく. 空腹で力が入らなくなってきたところだった. 海来館の二階が食堂になっている.


志原海岸はウミガメの産卵地だそうだ.


16:00ころ白浜町の半島を南から見る. 白浜温泉は魅力だったが, 今回は宿泊もせず, 寄りもしないで通り過ぎる.

みなべ町 17:00

梅干しを実家に送ろうと店を探す. 町に入ってすぐに梅いちばんという店を見かけるが, 予定どおり町内の道の駅に行く.

しかし, 道の駅は17:00までで閉店していた. 町中心部で他の店を探すが, 梅干し専門店で開いている店は見つからず. 最初に見つけた店は遠いし, もう閉まっただろうと推測.

あきらめて適当に食事してみなべ町を後にしたが, 実は最初に見つけた店が19:00まで営業していた. あとでネットで注文した.

印南町・御坊市

暗い中を坂をアップダウンしながら進むと, どこからともなく太鼓の音が聞こえてきた. そこからかなり進んでも, また太鼓の音が聞こえてきた. 不思議に思ってさらに進むと, 川岸で少人数のお祭りをやっているのが見えた. あちこちで同じ祭りをやっているらしい. それが日高港に近づくまでずっと続いた.

22:00ころ, 御坊市北部に着く. ビジネスホテルに電話し, 11時ぐらいに到着すると連絡する. バテたので, 自転車を押して由良トンネルに向かって歩いて登る. トンネルに入るとあとは下り坂で, 猛スピードでホテルに向かう.

ビジネスホテル由良イン 23:00

由良町内で少し道に迷うが, ほぼ正確に23:00にホテルに到着.

服を洗濯・乾燥し, 遅めに寝る.

第4日 和歌山(由良町) → 奈良 → 京都


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由良町出発 8:00

食事は注文しなかったので, 紀伊由良駅近くのコンビニでおにぎりを食べる.


由良町から東に向かうと, 山上に風車が見える. この辺りからみかん畑が目立ち始める.


有田市の山はみかん畑で覆われている.

海南市

海南駅前の中華料理店で昼飯にする. 久々にまともな食事にありつけた. 今回の旅行では古里の民宿の朝食と並んでうまかった.

ここから東に向かい, 紀の川市に進む. 紀の川までの坂が心配だったが, なだらかな丘陵地帯で快適だった. このあたりは果物の栽培が盛んらしく, いろいろな果樹園があり, 即売所もいくつかあった.

この日はよく晴れて気温も上がった. 脚を見ると日焼けで異様に膨れ上がっていて, 熱中症にもなりかけていた. 紀の川市の道の駅で30分ほど休憩する.

和歌山県内の蕎麦屋で晩飯にする.

奈良県

紀の川の上流にくると上り坂もきつくなってくる. 奈良県に入るころにはすっかり日がくれてしまったが, まだしばらく上りが続く. 宿を探そうかと思ったが, 携帯の使い方がよくわからない.

かなり進んでやっと峠. そこから猛スピードで坂を下って御所駅に到着し, 休憩. 以前金剛山に登ったとき通った場所なので懐かしい. 自転車を置いて電車で帰ろうかとも考えたが, 結局自転車で帰ることにする.

あとは24号線にそって帰る. ほぼ平らな道なので, 比較的速く進めた.

木津川市で判断ミスをする. 当然24号線沿いの旧道(府道70号線)を進むべきところ, 木津川沿いのサイクリングロードを行ってしまう. 真っ暗で道も狭く, ゆっくりとしか進めない.

帰宅は朝5:00ごろになってしまった.

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